天然ガス圧接工法は、従来のガス圧接工法に用いるアセチレンガスに替わり、クリーンな天然ガス(エコウェルガス)を用いた新しいガス圧接工法です。当社は、東京ガス(株)および東海ガス圧接(株)、(株)徳武製作所、ヤマト産業(株)と共同で「エコスピード®工法」を開発いたしました。高分子還元材(PSリング)で鉄筋接合面の酸化を防止する新技術により手動操作による作業性の向上と不良率低減を可能にした鉄筋ガス圧接工法です。
●天然ガス圧接工法の第二弾として開発。
環境にやさしく、作業スピードも向上、手動操作が可能なガス圧接工法です。
●新たに開発した高分子還元材「PSリング」による酸化防止する技術を採用し、
圧接作業は手動で行います。
圧接前の鉄筋端面間にPSリングを挟み込み、加熱により発生する還元性ガスで酸化を防止します。
(公社)日本鉄筋継手協会の工法認定を受けている工法です。鉄筋継手工法認定において、A級継手の性能を確認しています。(認定番号:JRJI-圧工-039)
天然ガスにより、CO2排出量60%削減、エネルギー使用量50%削減(LCA評価)
ポリスチレンは、化学式C6H5C2H3で表される芳香族炭化水素です。炭素と水素で構成され、特殊な元素を含みませんので、燃焼時に有害なガスは発生しません。また、食品容器・電気製品など幅広い用途で使用され、化学的に安定で無害です。さらに、2022年よりカーボンオフセットされてたCNL(カーボンニュートラルLNG)を採用し、脱炭素に大きく貢献しています。
還元炎を必要としないため、操作は手動で、全行程標準炎で加熱します。
天然ガス圧接専用にガス組成を調整した天然ガスが「エコウェルガス」です。
さらに、2022年よりカーボンオフセットされてた
CNL(カーボンニュートラルLNG)※を採用
し、脱炭素に大きく貢献しています。
※CNLは実質CO2排出量ゼロの天然ガスです。東京ガスケミカル(株)鶴見充填所より充填・出荷されるエコウェルガスについては全量CNLが導入されています。