エコスピード?工法は環境性や安全性に加え、還元材の新技術により作業性の向上と不良率低減を可能にした鉄筋ガス圧接工法です。

天然ガス圧接工法は、従来のガス圧接工法に用いるアセチレンガスに替わり、クリーンな天然ガス(エコウェルガス)を用いた新しいガス圧接工法です。当社は、東京ガス(株)および東海ガス圧接(株)、(株)徳武製作所、ヤマト産業(株)と共同で「エコスピード®工法」を開発いたしました。高分子還元材(PSリング)で鉄筋接合面の酸化を防止する新技術により手動操作による作業性の向上と不良率低減を可能にした鉄筋ガス圧接工法です。

天然ガス圧接
エコウェルガスへ
エコスピード?工法 エコスピード?工法(高分子天然ガス圧接継手)

●天然ガス圧接工法の第二弾として開発。
環境にやさしく、作業スピードも向上、手動操作が可能なガス圧接工法です。

●新たに開発した高分子還元材「PSリング」による酸化防止する技術を採用し、
圧接作業は手動で行います。

国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)登録,NETIS登録番号:TH-120026-VE(2013年2月12日) 特徴 1.PSリングによる酸化防止 PSリング,PSリングはポリスチレンと鋼製リンクで構成されています。

圧接前の鉄筋端面間にPSリングを挟み込み、加熱により発生する還元性ガスで酸化を防止します。

確かな継手性能「A級継手性能」

(公社)日本鉄筋継手協会の工法認定を受けている工法です。鉄筋継手工法認定において、A級継手の性能を確認しています。(認定番号:JRJI-圧工-039)

圧接できる鉄筋の種類別,エコスピード機器技術認定証 環境にやさしい

天然ガスにより、CO2排出量60%削減、エネルギー使用量50%削減(LCA評価)
ポリスチレンは、化学式C6H5C2H3で表される芳香族炭化水素です。炭素と水素で構成され、特殊な元素を含みませんので、燃焼時に有害なガスは発生しません。また、食品容器・電気製品など幅広い用途で使用され、化学的に安定で無害です。さらに、2022年よりカーボンオフセットされてたCNL(カーボンニュートラルLNG)を採用し、脱炭素に大きく貢献しています。

従来圧接(アセチレン)と比較すると,LCA評価,鉄筋径別CO2排出量 実質CO2排出量ゼロの天然ガスへ 外観形状(建築基準法に準拠) ふくらみ径D,ふくらみ長さl 手動で操作できる

還元炎を必要としないため、操作は手動で、全行程標準炎で加熱します。

加圧パターンイメージ 高い安全性のエコウェルガス

天然ガス圧接専用にガス組成を調整した天然ガスが「エコウェルガス」です。

アセチレンに比べ、逆火しにくい,空気より軽いため、滞留の恐れがない,付臭しているため、漏洩確認が容易

さらに、2022年よりカーボンオフセットされてた
CNL(カーボンニュートラルLNG)※を採用
し、脱炭素に大きく貢献しています。

エコウェルガスへ

※CNLは実質CO2排出量ゼロの天然ガスです。東京ガスケミカル(株)鶴見充填所より充填・出荷されるエコウェルガスについては全量CNLが導入されています。

ガス圧接における酸化防止,接合不良の低減と作業性の向上,
            ガス圧接の接合は、鉄筋んを融解せずに個体の状態で接合させます。そのため、接合面を清浄にする必要があります。鉄は大気中で加熱すると激しく酸化し、
            酸化物を発生します。鉄筋の接合面に酸化物が発生すると接合不良の原因となります。
            従来のガス圧接では、接合面の参加を防止するために還元炎を用い、接合面を火炎で被い、大気の侵入を遮断して、参加を防止しています。
            還元材=PSリングによる酸化防止技術は、あらかじめPSリングを接合面に挟んで加熱します。加熱により還元材が分解し、還元性ガスを発生します。
            この還元性ガスとPSリングに取り付けられた鋼製リングで大気の侵入を遮断して酸化kを防止します。
            還元炎の性状や火炎での被包が必要ないため、風雨影響やバーナー操作などの影響を受けません。
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